お客様との会話でよく聞くのが、
築何年でタイル外壁はメンテナンスするの?

これは一概には言えませんが、大体１０年過ぎてくると
メンテナンス時期に入ってきます。

これは、タイルの場合シーリングの耐用年数が大体
１０～１５年だからです。

シーリングはタイル同士が振動で割れない為のクッション材。
これが劣化して固くなる、ひび割れる。

この状態では本来の役目は果たせません。

しかし、１０年周期でシーリングをちゃんと打ち替えている
人なんかまずいない!!ってのもよく言われます。

確かに、マンションのようにシッカリとした改修計画がある
場合は別として、なかなか腰が重いのが現状でしょう。

ですが、その結果が今の日本における鉄筋コンクリート造の
短寿命に繋がっているのではないのでしょうか。

欧米などでは鉄筋コンクリート造の寿命は百年ともいわれています。

これは、一般住宅でも言えることですが、日本と欧米では家に対する
手のかけ方が違います。

日本人の悪い癖で、雨漏りがするまでは何もしない。ってやつですかね。
ですが、雨漏りがしだしたら末期ですよ。

それこそ予想だにしない金額が必要になるでしょう。


結局人と同じで、建物も早期発見早期治療が大切です。

建物は悪い所があっても私たちに教えてはくれません。

エフロ(白華現象といって、外壁から白いものが出てる状態)や
タイルの割れ、シーリングの劣化などが建物のSOSです!!


手遅れになり再建築になる前に、大体１０年を過ぎたら定期検査をお勧めします。
いくら良い外壁を使っているとしても、万能ではありません。

毎日紫外線や排気ガスという汚染物資と戦って守ってくれています。

たまにはご褒美に悪い所を直して、あげて下さい♪


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